サンドブラストとは
◆サンドブラスト(sandblast) 広義的にサンドブラストとは、コンプレッサーによる圧縮空気と研磨剤(金剛砂など)を混合した物を、対象物に吹き付けて加工することを指します。
英語表記でサンドブラストは、sandblastとなります。 sand⇒砂、blast⇒吹き付ける、というように直訳するとイメージがしやすいかと思いますが、実際には「sandblast」という単語が存在し、1.(研磨のための)砂吹き、2.砂吹き機、3.砂あらし、と言った意味になります。
現在サンドブラストは、●錆取りや塗装下地処理としての工業用途、●陶器やガラス等へ彫刻するガラス工芸用途として使用される事が多く、当社では後者の用途で一般的に使用しています。
【サンドブラストの歴史】
サンドブラストは1870年アメリカのテイルマンにより、船舶の錆落とし用として発明されました。
その後、このサンドブラストという技法をガラス彫刻用にアレンジする事により、手軽にガラスを加工することが出来るようになりました。
アール・デコ期を代表するガラス作家モーリス・マリノ(1882〜1960)が多用した彫刻技法でもあります。
稀にサンドブラストを”エッチング”と表現をされる事もありますが、エッチングは元来、薬品によりガラス表面を腐食させることで表現する技法でした。 その薬品は劇薬で廃液処理施設を備えなければ出来ない大がかりなものでしたが、サンドブラストという技法を代用することにより、短時間で制作できるうえ、彫刻面の深さなどを微妙に変化させることができ、彫刻に立体感を持たせる「段彫り」といったサンドブラスの中でも高度な技術を要する技法も可能です。
【サンドブラスト技法】
当社での、サンドブラスト加工では、特殊フィルムを用いて高精細なマスキングフィルムを作成し、対象物へ貼り付けます。 マスキングフィルムを貼り付け、加工を必要としない箇所を養生し、サンドブラスト加工を施します。 文字や柄、オリジナルデザインなどを加工(彫刻)することにより、オリジナルの記念品を製作しております。
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